♪音大生はずっと練習してるの?
こんにちは!オーボエ奏者たむです。
皆さんは、音大生は一日中楽器を練習していて大変そう…と思ったことがありますか?
本日は、音大生の練習量や普段の大学生活を紹介します!
音大生の一日
まず音大では、専攻楽器のレッスンだけでなく、座学もあります。他の大学と同様、1、2年は授業が多いです。ここに教職の授業が入ると尚更です。ですから平日は
- 朝
- 空きコマ
- 放課後
が主な練習時間になります。生活スタイルが人によって異なるため、1限前朝早くに来て練習してから授業にくる人もいれば、放課後学校が閉まるまで残って練習する人もいます。
土日は授業が無いため、学校に来る人はあまりいませんが
- 家で楽器が吹けない
- アンサンブル(複数人で演奏すること)をする
このような人達が学校に来て練習している印象です。私は楽器が吹けない家に住んでいたため、土日も学校に行っていました。
音大生の練習量
練習のタイミングは何となく知っていただけたかと思います。では、練習時間はどのくらいなのでしょうか。
私が見ている感じでは、本当に人それぞれでした。その中で分類すると
- 2〜3時間の人
- 4時間程度の人
- 5、6時間以上の人
この3パターンに分けられると感じました。短い時間でパパッと終わらせる人もいれば、時間いっぱい練習する人もいました。
同じ音大生でも全然スタイルが違いますね。ちなみに私は4時間程度でした!
練習量と上達は比例する?
では練習量が多い方が上達するのでしょうか。私は半分だけ正しいと思っています。
何かを始めた時、最初はすごい伸びますよね。でも段々伸び悩んでくる。これは楽器の上達でも一緒です。
大学1、2年の時(もしくは楽器を始めたての時)、本当に伸び代があると思います。授業も多く大変ですが、なるべく練習時間を作った方が良いと思います。上級生や先生の音を聞き、沢山のことを吸収できるからです。
しかし、ずっと練習時間がある訳ではありません。3、4年生になってくると進路について考えたり教育実習へ行ったりインターンへ行ったりと、時間を有効活用する必要があります。
ある程度上達してきたら、次は短い時間集中して内容の濃い練習をする方が、今後のためになると思いますし、効率的に活動できます。
まとめ
「音大生の練習時間は人による!」
いかがでしたか?音大生は練習だけしているという訳では無いんですよね🤔ではまた明日お会いしましょう!
♪音大に入るのは難しい?何をすればいいの?
こんにちは。オーボエ奏者のたむです!
皆さんは「音大って上手じゃないと入れないんでしょ?」と思っていますか?
本日は音大を卒業したばかりの私が、音大進学に必要なスキルや難易度を解説していきます。
音大に入るために必要な能力
音大に進学するためには、自分の専攻する楽器だけでなく、他の能力も必要になってきます。
管楽器、声楽の場合
管楽器や声楽を専攻する方は、それにプラスして
ピアノ ソルフェージュ 楽典を勉強する必要があります。
ピアノは、入学試験ですとソナチネアルバムから一曲を演奏することが多いです。ですから極端な話、一曲だけ演奏できれば入学できます笑
しかし、大学の授業で副科ピアノを履修しなければならないため、後々苦労してしまうかもしれません。
ソルフェージュとは、音楽の基礎能力を鍛えることです。その中でも、受験では聴音と視唱が必要になります。
聴音は、聴いた音を楽譜に書き起こす訓練です。
視唱は、楽譜を見て正しいリズムや音程で歌うというものです。
どちらも、訓練すればできるようになっていきますので、心配ありません!詳しい勉強法はまたいつか紹介しますね。
楽典は、楽譜を読むために必要な理論のことです。下記の教材で勉強する方が多いです。この本を理解できるようになれば問題ありません。
ピアノの場合
ピアノを専攻する方は、副科に他の楽器を選ぶことはありません。
管楽器声楽と同様、ソルフェージュ 楽典を勉強する必要があります。
音大に入るのは難しい?
確かに、芸大を始めとする県立や国立(こくりつ)の音大は難易度が高いです。楽器のレベル、ピアノとソルフェージュで求められるレベルも高いです。プロのオーケストラに入るより門が狭いとも言われるほどです。
ですが、私立音大であれば誰でも入れてしまいます。理由は、経営のためにお金が欲しいから…笑
全然楽器が弾けなくても、ソルフェージュが全くできなくても実は入れるのです。
音大はどこへ行ってもあまり大差ありません。それは私立でも国立でも一緒です。それよりも大切なことは、
- 自分に合った先生にレッスンしていただく
- 練習して自分の技術を磨く
です。この2つが充実していれば、どの音大に行っても有意義な時間を過ごすことができます。
まとめ
「私立音大は誰でも入れる!国立の音大は難しい!」
いかがでしたか。音大について少し理解できたでしょうか?ではまた明日お会いしましょう!
♪音大生は変わった人が多い?
音大生といえば、
「変人が多そう」「個性的な人が多そう」
というイメージを持っている方が多いと思います。
実際はどうなのでしょう?
音大で4年間過ごしてきて感じたことをまとめました。
意外に真面目?
私はオーボエ専攻でしたので、主に管打楽器専攻の学生と一緒に過ごしていました。
出身校はバラバラ。音楽科がある高校や、音大の附属高校、普通科の高校からの学生もいました。
私は地方の普通科高校出身でした。
入学当初は、周りの演奏レベルが高くよく落ち込んでいたのを覚えています。
音大生は「真面目」と感じました!
毎日朝早く学校に来て夜まで練習する人がいっぱいいて、私も負けていられないと練習していました。
練習時間が全てではありませんが…それはまたの機会にお話します。
楽器の演奏や練習だけでなく、座学の授業を真剣に取り組んでいる学生もいました。
意外に怖い?
音大は音楽を学ぶ場ですが、それに伴い競争が生まれてしまいます。
誰が誰より上手い、誰は下手、など。
大学に慣れていくにつれて、そのような噂や話を聞くようになりました。
同じ楽器に何人も学生がいたら、仲間ではありますが、ライバルになってしまいます。
それに加えて、実技の成績で選抜される吹奏楽団やオーケストラ、演奏会があるため、みんな選ばれるために必死になります。
音大生は「怖い」と感じました…
もちろん全員ではありませんが、中には噂や悪口をいう学生もいるということです…
変人が多い?
音大生が「個性的」であることは間違いありません。(変人とは個性的をマイナスに捉えた言葉ですね。)
音楽は、自分が感じたものを音で表現することだと思っています。そのためには、普段から色々なイメージを持つことが大切だと考えます。
この曲はどんな色?どんな風景?
そう考えていくうちに感受性が豊かになり、自分だけのイメージを持つことになります。これが「個性」となります。
個性があるからこそ、誰一人として同じ音楽にならない。そこが面白い所だと思います。
「変わっている」というより、「それぞれが違った個性を持っている」と私は思います。
まとめ
「音大生は真面目、怖い、それぞれ個性がある!」
いかがでしたか。
今後も音楽について発信していきますので、どうぞよろしくお願いします!
♪音大生はお金持ち?
今年の春、私は私立音大を卒業しました。
音大でしかも私立…お金持ちなんでしょうとよく妬まれます。しかし、私はひとり親家庭なんです💦
ひとり親でも音大に行ける?
環境にもよりますが、私は不可能ではないと考えます。
私は幸運なことに両親の支援がありました。
普段は母の元で生活していますが、父にもたまに会いに行き、将来の話をしていました。
「離れていても自分の両親であることは変わりない。」
父のこの言葉はとても印象的でした。
離れて生活していたとしても、親は子供の夢を応援してくれるはずです。
過去のことで会いたくない、という方もいるかもしれません。しかし思い切って話してみてください。きっと応援してくれると思います。
もう1つは奨学金です。
私は2つの給付奨学金をいただいていました。
2つとも、経済的に困難である家庭かつ成績優秀という条件がありました。
自分には無理だと諦めずに、応募することに意味があると思いますので、挑戦してみてはいかがでしょうか。
日本学生支援機構の給付奨学金は、2020年4月から新制度が誕生しました。世帯収入の基準を満たしていれば、成績だけで判断せず、しっかりとした「学ぶ意欲」があれば支援を受けることができます。
https://www.jasso.go.jp/shogakukin/about/kyufu/index.html
是非、色々な奨学金を探してみてください。
お金持ちが多い?
今までは例外の話でした。では、普通の音大生はお金持ちばかりなのでしょうか?
いいえ、そんなことはありません。
日本学生支援機構を始めとする貸与の奨学金を借りている方は沢山いますし、借金をして授業料を払っている方もいます。
中にはブランド物のバッグを持ったザ・お嬢様のような方もいますが、プチプラのファッションやコスメを購入している方も沢山います!(もちろん私はこちら側です笑)
音大へ行こうと考えている方、周りの目を気にする必要はありません!
今日では大学入学のための色々な方法や手段がありますから、是非調べたり話を聞いたりしてみてください。